■スクール
2011年度第5回チャレンジライドinあらかわ
■開催日
2012年3月4日(日)
■会場
埼玉県秋ヶ瀬公園~葛西臨海公園
■参加人数
65名
2011年度最後のスクールとなったサイクリング。
当日は残念ながら晴天とはいかず、曇り空のスタートとなりました。
最高気温も9℃しか上がらない寒い朝でしたが65名の参加者が笑顔で愛車と共に集合されました。
今回は埼玉県の秋ヶ瀬公園をスタート&ゴールに、30㎞コース、50㎞コース、80㎞コースの3つのコースを設定。
7つのチームに分かれてのサイクリングでした。
もちろん各チームのリーダーを務めるのは今年発足したばかりのTeamUKYOのプロライダーたち。
そして各チームのサポートライダーは、グッドチャリズム宣言プロジェクトのメンバーの皆さん。
開校式ではプロ選手たちの自己紹介も行われました。
開校式が終ると今回のサイクリングの大きなテーマである、“ルールとマナー”についてのミーティングが、
片山自身プロジェクトリーダーを務める「グッドチャリズム宣言」の韓ディレクターの進行のもと、
自転車活用推進研究会の小林理事長をお招きして行われました。“自転車は歩道を走ってはいけない”
“左側通行”など知っていそうで実は知らない自転車の基本的なルールなどについて参加者と話し合いました。
その後はチームに分かれてグループミーティング。
担当するプロライダーを中心に、走行ルールの再確認やチームごとの目標設定をしました。
1チームの参加者は約10人前後。それを率いるのがプロライダー1人とグッドチャリズム宣言プロジェクトメンバー
でもあるサポートライダー2人。
9時35分にはまず子どもチーム2つがスタートし、1分間隔で7チーム全てがコースに出て行きました。
少し緊張気味の固い表情でコースに出て行った子どもたち。さてゴールにはどんな表情で戻ってくるのでしょうか?
今回のスクールは“競う”ことがテーマではなく、いかにルールやマナーを守って全員でゴールするか、
ということに重点が置かれました。
この荒川河川敷での自転車走行は20㎞以下、という決まりがあります。
また日曜日ということで河川敷のグランドでは野球少年がいたり、ランニングやウォーキングを楽しむ人も多くいます。
自転車は軽車両ですから、速度を守って左側通行で、周りに気を配りながら走行しなくてはなりません。
また河川敷には車止めやポールなどが何か所にも設置されています。
10人もの隊列では先頭から順に“障害物注意”のサインをしっかり出さないと、最後尾にまでその情報が伝わらず
事故や怪我のもとになります。
プロ選手が普段から練習で行っているように“手信号”で伝えたり、自転車から手を放すことが出来ない子どもは
大きな声で「ポール!」と後ろのメンバーに伝えたりと、しっかりとしたチームワークで進んで行きます。
決められた時間内に再び公園に戻ってゴールするための時間配分も班ごとのテーマです。
ある班は早々にお弁当を広げ、ある班は黙々と走ることに集中。最長の80㎞コースは予定より時間はかかったものの、
無事折り返し地点の葛西臨海公園まで辿り着くことが出来ました。
寒い中のサイクリングでしたがゴールした皆の温かな笑顔が印象的でした。
一日気温が全く上がらず、とにかく寒い一日でしたが参加者たちは元気にゴールしてくれました。
到着するとすぐに今回スクールに協力くださった「グッドチャリズム宣言プロジェクト」のメンバーが中心となって
“グッチャリクイズ”タイム。
スタート前のグッチャリミーティングで教わったこと、走行中にプロ選手から聞いたこと、
自転車についてのルールやマナーのおさらいです。
全問正解者には豪華ノベルティグッズなどがプレゼントされ、子どもたちは大喜びでした。
予定より遅れながらも最長80㎞に挑戦した2チームがゴールすると待っていた参加者からは大きな拍手があがりました。
そして閉校式です。
「今回は何よりこの寒さの中何時間ものサイクリングをやり切ったことが皆さんの最大のチャレンジでした!」
という片山校長の言葉通り、寒さで体力の消耗も激しい中、子どもも大人もみな頑張りました。
恒例の3つのメダルは特に頑張ったと評価された3人に贈呈され、また今年度全ての回に参加し、
Jrリーダーとして子どもたちの面倒をみてくれた中学生の男子にはスタッフパーカー贈られました。
これを以て2011年度の活動は終了となりますが、
来年度もまた多くの子どもたちと諦めずに挑戦し続けることの大切さを学べるようなスクールを開催したいと思います。
今年度多くの子どもたち、保護者の皆様、そして一般の皆様にチャレンジスクールにご参加いただきました。
2012年度もまた新たなチャレンジの年になりますよう、それぞれの道で諦めずに前に進んで行きましょう!!
TeamUKYOの仲間がどんどんと増えて、この活動が広がっていくことを祈っています。
ありがとうございました。
キャサリン