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ASC Chimaja Open 2013 レースレポート

2013年9月11日

ASC Chimaja Open 2013

531日から6月1日までインドネシアのジャワ島で行われた ASC(アジアンサーフィンチャンピオンシップス)の第一戦である

チマジャオープンに参加してきました。

ASCに出場するのは今回が初めてでジャワに訪れるのも初めてでした。

大会開催地のチマジャという場所はジャワ島西部にある村です。私は523日から現地に行って練習しました。

日本からは約7時間のフライトと、車でさらに5時間の移動です。

次の日から試合まではたっぷり時間があったのでたくさん練習できると思ったのですが意外と練習がなかなかうまくできなくて

試合で使う予定だったボードが真っ二つに折れてしまうというアクシデントやポイントの隣の川がかなり汚くて、波に巻かれたときに海水を飲んでしまったせいで細菌に感染してお腹が痛くなって嘔吐が止まらなくなってしまってしまった日もありました。

でも一週間あったので、試合までには波の割れ方や待つ場所もちゃんと読めるようになりました。

 

 

そしてついに試合当日です。

日本の試合だと朝、練習する選手が多すぎて全く練習にならないのでまだ暗いうちから準備して海に行きました。

少し潮が引いていたけど、すぐに人が多くなると思って急いで入りました。

でもしばらくたっても日本と違ってあんまり人は多くならなくてビックリしました!

試合もなかなか始まらなくて、それはなぜかというと前日の午後に建てはじめたジャッジハウスがまだできていなかったからです。(笑)

日本の感覚だともっと前から作っておくものですがインドネシアだとこれが普通みたいです。かなりルーズです。

結局試合9時過ぎから男子のラウンド1が始まりました。

それが終わる少し前に次も続けて男子のラウンド2をやるというコールがあってラウンド2も全部で3時間くらいかかるので、そのコールを聞いてすぐご飯を食べに行きました。

歩いて5分くらいの場所のレストランで食べていたら数台のバイクの音と、走ってお店に入ってくる人が。

何かなー?と思ったらなんと「あなたのヒートが始まるよ!!!」って!!!

さっきまでラウンド2をやる予定だったけど急に変更して女子をやることになったみたいで、ものすごく焦りました。

バイクに乗せてもらって大急ぎで会場に行ってみるともうすでに選手が海でスタンバイしていましたが私をずっと待っていてくれたらしく、まだ試合が始まっていませんでした!

ヒート開始前に波が来るタイミングなどを見れなかったのでちょっと心配にはなりましたが今まで頑張って練習した事と、前日に作戦をいくつか考えてあったのであまり緊張などせずに自信を持ってヒートができ、結果は2位でラウンドアップ。

ジャッジの点数のつけ方が違ったのであまり点数は伸びませんでしたが次の日に繋げることができました。

試合が終わってから、どれくらい待ってもらっていたのか聞くと、なんと20分くらいと言っていました。

他の大会だったらミスヒートとして流されてしまうけど、今回は本当にラッキーでした。

 

2日目は朝からずっと会場でスタンバイしてちゃんと波の来るタイミングを計ったりできました。

準決勝は、波の来るタイミングは合っていたけどポジションが上手くいかず、乗りたい波に乗れなくて苦戦しましたが2本確実に揃える自信と、乗れなかった時の作戦も考えてあったので、逆転することができました。

ジャッジも普段とは違うので、その基準に合わせたサーフィンをしてみたら1日目よりもいい点数をもらうことができました。

決勝では、もうここまで来たからには今まで練習してきた事を信じてとにかく楽しもうと思いました。

そしたら波がサイズアップして、沖から岸に風も吹いてきて、周りからしたらあんまり良くないけど私が大好きなコンディションになりました!

 

ヒートが始まった直後からすごくいいライディングができて試合運びも、サーフィンも今自分にできる全てを出すことができました。

その結果、トータル15点という今回の大会のハイエストスコアをマークして優勝することができました!

今回の優勝では学んだことがたくさんあったし、自信もつきました。Team UKYO の一員になってから初めての優勝ですごく嬉しいです。

ASC初戦で勝ててアジアチャンピオンにも大きく一歩近づけたので次も今回と同じ気持ちで臨みたいと思います!

 

 

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