ツールド北海道 第1ステージ 旭川–当麻町 159km
ツールド北海道初日の第1ステージは、旭川市から当麻町まで、2つの峠を組み入れた159㎞を駆け抜けます。
例年ならば距離の短い個人TTが開催された後にロードレースになるのが恒例ですが、今年は3日間3ステージで行われる為、スタート直後からアタックが掛かり続けます。
集団は一列棒状のままアタックが止まない中、最初のKOM江丹別峠に向かっていきますが、スタートからおよそ15㎞地点あたりで、最初のアタックに対応していた斉藤選手(TeamUKYO)がパンクに見舞われます。
レースは逃げらしい逃げが決まらずハイペースのままKOMへの登りに突入し、総合順位に関わる重要な動きには狩野選手(TeamUKYO)が対応。
他のアタックには、研修生としてデビューした倉林選手(TeamUKYO)、今日のゴールスプリントを担当する辻選手(TeamUKYO)、逃げを得意とする嶌田選手(TeamUKYO)も対応していきます。
江丹別峠を下り、幌加内町の蕎麦畑の中を貫く平坦路に設置された最初のホットスポットを境に、4名の逃げが決まります。
昨年の覇者TeamNIPPOがこの逃げを容認する形で集団はペースダウンし、落ち着きを取り戻します。
4人とメイン集団との差は、最大7分まで広がりますが、2回目のホットスポットを目前にジェリーベリー・サイクリングが中心となって追走を開始します。
淡々と高速で進むメイン集団内でTeamUKYO勢は、最後のスプリントでエースを担う辻選手を中心に走ります。
2回目のKOMを超えフィニッシュまで下りと平坦になり、残り30㎞あたりでスプリンターを擁するTeamNIPPOがコントロールする集団が、逃げていた選手を全て吸収し、レースは振り出しに戻ります。
残り20㎞からフィニッシュまでは難しいコーナーも無く道幅の広いコース。
そんな中、辻選手を中心に据えたTeamUKYOは、集団前方でレースを展開します。
追い風基調のまま、残り3㎞を切って左コーナーを曲がると、フィニッシュまではおよそ2㎞の直線路。
狩野選手も自身の総合時間争いが有る中、積極的にポジション争いを繰り広げます。
【第1ステージ リザルト / 出走95名/完走90名】
1位 |
黒枝 士揮(鹿屋体育大) | 3h56m19s |
2位 | リケーゼ・マキシミリアーノ(TeamNIPPO) | st |
3位 | 鈴木 譲(シマノレーシング) | st |
4位 | 大久保 陣(パールイズミ・スミタ・ラバネロ) | st |
5位 | 吉田 隼人(ブリヂストン・アンカー) | st |
6位 | 住吉 玄太(日本大学) | st |
19位 | 辻 善光(TeamUKYO) | st |
44位 | 狩野 智也(TeamUKYO) | st |
45位 | 倉林 巧和(TeamUKYO) | st |
67位 | 嶌田 義明(TeamUKYO) | +11s |
DNF | 斉藤 祥太(TeamUKYO) | – |
〔チーム総合時間賞〕
1位 | ジェリーベリー・サイクリング | 11h48m57s |
2位 | シマノレーシング | st |
3位 | 日本大学 | st |
12位 | TeamUKYO | st |