【P1リザルト / 出走108名/完走40名】
1位 | マリウス・ヴィズアック | マトリックスパワータグ | 4h07m49s |
2位 | 初山 翔 | 宇都宮ブリッツェン | st |
3位 | 伊丹 健治 | ブリヂストン アンカー サイクリング | st |
4位 | 野中 竜馬 | シマノレーシング | st |
5位 | 井上 和郎 | ブリヂストン アンカー サイクリング | +23s |
6位 | 飯野 智行 | 宇都宮ブリッツェン | +24s |
10位 | 狩野 智也 | TeamUKYO | +2m28s |
18位 | 嶌田 義明 | TeamUKYO |
+4m39s |
DNF | 清水 良行 | TeamUKYO | |
DNF | 太田 貴明 | TeamUKYO | |
DNF | 斉藤 祥太 | TeamUKYO | |
DNF | 若杉 圭祐 | TeamUKYO |
Photo by Yuki
JBCFロードシリーズ JPT第14戦経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップが広島県広島中央森林公園にて開催されました。
前日の夜に降った雨も上がり、晴れたコンディションの中、サバイバルな展開となったレースでしたが、終盤に抜け出した4名のスプリントを制したマリウス・ヴィズアック選手(マトリックス・パワータグ)が優勝を決めました。
この結果、上位3名の成績で争われる経済産業大臣旗は宇都宮ブリッツェンの手に渡り、優勝したマリウス選手(マトリックス・パワータグ)にはロードチャンピオンシップ優勝の証である紫のヴィオラジャージが贈られました。
TeamUKYO勢としては、狩野選手がトップ10に食い込み、好コンディションで後半戦を戦っている嶌田選手が18位に入っております。
今回は辻選手を除く6名がエントリーし、狩野キャプテンをエースに清水、嶌田、若杉選手がそれフォローし、序盤には太田、斉藤選手が動くとし、レースを展開していくことに決めました。
スタート直後から細かいアタックが掛かり、これらの動きには太田・斉藤選手が対応し、更に大きい動きには他4名が対応していきます。
勝負所である三段坂に入ると、ブリッツェンやブリヂストンアンカーの選手らが積極的にペースを上げ、1周目から集団の人数が絞られてきます。
しかし、集団後方で落車を回避した清水選手が他の選手との落車に巻き込まれ、やや落ち着きを取り戻し始めた3周目に入るホームストレートで斉藤選手がマトリックスの選手と逃げを試みますが、間もなく吸収。
そのカウンターで形成された各有力チームが乗った6名の逃げ集団に嶌田選手が乗りました。
逃げた6名を一時は泳がせる展開でレースは進みましたが、逃げにメンバーを送り込んでいないクラブチームやこのままレースが止まってしまうことを恐れた有力チームがメイン集団を牽引します。
タイム差は最大で2分近くまで開きましたが、シマノやブリッツェンの選手らが登り区間でペースを上げると、集団はたちまち人数を減らし先頭集団を飲み込みました。
その後平塚選手(シマノレーシング)が単独で飛び出し、集団はこれを一時容認しタイム差も45秒まで開いて落ち着きますが、アタックが断続的にかかる集団はこれをも吸収。
カウンターアタックで、結果的に最後まで逃げ切った4名の逃げグループが形成されましたが、数的不利に陥ってしまったTeamUKYOからは、ここにメンバーを送り込めませんでした。
この4名が逃げ切りを図り、ローテーションしながら逃げる間、後方では再度アタック合戦が繰り広げられ、各チーム抜け出しを図り展開を有利に進めたい思惑が見えます。
その結果、先頭4名に対し、追走4名、その後ろのメイン集団に狩野選手が入り、それを追う後続集団に嶌田選手が入りましたが、この構図はフィニッシュまで変わらず、結果エースである狩野選手が10位とトップ10に食い込み、レース全体に渡って活躍した嶌田選手が18位に入りました。
TeamUKYOとしては、終盤の局面で数的不利に陥ってしまったことが、逃げ切った4名を行かせてしまう結果になり、勝利を逃したと言えます。
また、終盤まで待機する予定の清水選手を、序盤に落車で失ったことが大きく響きました。
序盤の動きを担当した斉藤選手、太田選手、若杉選手はそれぞれ途中でタイムアウトとなりました。
Photo by Ihara