JCF 全日本自転車競技選手権 U23
期日:2012年4月28日 (土) 会場:岩手県八幡平市岩手山パノラマラインコース
【男子U23(1990年~1993年生まれ) 173.8㎞(15.8kmx11laps)】
1位 安達 康将(日本大) 4h41m46s 37.00km/h
2位 面手 利輝(神奈川県) 4h41m53s 36.99km/h
3位 和田 力 (日本大) 4h41m58s 36.98km/h
42位 若杉 圭祐(TeamUKYO) 4h48m48s 36.10km/h
DNF 佐藤 知紀(TeamUKYO)
23歳以下の日本一を決める全日本選手権が岩手・八幡平の麓で開催された。
Jプロツアーを主戦場とする選手よりも自転車競技部の大学勢が多い今大会。エントリーは125名。
コンチネンタルチームからはTeamNIPPOとcanonndale spacezeropoint、TeamUKYO、
マトリックスが出場。TeamUKYOからは若杉圭祐と佐藤知紀が出場した。
2009年の同大会で8位という実績を持つ佐藤は持ち味の粘りで勝負。
全日本選手権初出場の若杉は得意とする登りで勝負をかける。
レースは、1周目から逃げが決まった。
有力どころである鹿屋体育大学や法政、中央などの大学勢に加えマトリックスが入る。
若杉、佐藤の2名を含むメイン集団はこの5名の逃げを容認し、先頭はメイン集団に最大5分近くの
差をつけて、逃げ続けた。
その後レースは落ち着きを見せる。
15.8㎞を11周、173.8㎞とやや距離も長く、またジワジワと照りつける太陽の暑さで各選手補給を
欠かせない。
エリートのレースと違い、集団を強力にけん引するチームも現れず、レースは7周目(残り約64㎞)
の登りでNIPPOやcanonndale、鹿屋体大等有力勢が、アタックを掛け始めたことで動き出す。
TeamUKYOは、それまで前線の動きをチェックしていた佐藤が一度は遅れ出すものの、若杉は
集団内で粘り勝機を伺う。
続く8~9周目と小刻みなアタックが繰り返され、集団はとても不安定な状態になり、9周目に
決定的なアタックが掛かるも暑さの為消耗していた佐藤は反応できず、粘っていた若杉も次の
残り1周の登りで遅れる。
最後は残り1周で飛び出した安達(日大)と面手(神奈川)ら3名に絞られ、スプリントを制した
安達がU-23の全日本選手権を制覇した。
【片山監督コメント】
前夜のミーティングで狩野キャプテンや先輩のベテラン選手たちから「思いっきりやってこい。」と
声を掛けてもらった通り、今ある精一杯の力で二人とも頑張ってくれたと思う。
予想以上に気温が上がり、補給も大事なポイントであったように思う。
U23の中で自分のレベルがだいたいわかったと思うので、この後続くレースの中でしっかり課題を
クリアしていく練習に励んで欲しい。