Cycling

RaceReport JPT第17戦輪島ロードレース

2012年10月31日

JBCF Jプロツアー最終戦(第17戦) JBCF 輪島ロードレース
期日:2012年10月28日 (日) 
会場:石川県輪島市門前町周辺
88.6km(12.6km×7周+パレード0.4km)

【P1リザルト(出走101名/完走47名 Race Odo 88.6km)】
1位 飯野 智行 宇都宮ブリッツェン 2:35:07 Ave:34.26km/h
2位増田 成幸  宇都宮ブリッツェン       +01s
3位 清水 都貴 ブリヂストン アンカー   +43s
4位 西薗 良太 ブリヂストン アンカー   +1m36s
5位 平塚 吉光 シマノレーシング         +2m17s
6位 窪木 一茂 マトリックスパワータグ +3m32s
8位 狩野 智也   TeamUKYO             +5m22s
26位 嶌田 義明 TeamUKYO              +11m52s
41位    辻 善光  TeamUKYO             +14m35s
DNF 清水 良行  TeamUKYO
DNF 太田 貴明  TeamUKYO
DNF 斉藤 祥太  TeamUKYO
DNF 若杉 圭祐  TeamUKYO
DNF 米内 蒼馬  TeamUKYO

【Jプロツアー チームランキング】
1位 宇都宮ブリッツェン                38075P
2位 cannondale spacezeropoint  20028P
3位 マトリックスパワータグ          19977P
4位 Team UKYO                       19076P
5位 シマノレーシング                   17677P
6位 ブリヂストンアンカー              12526P

【Jプロツアー個人ランキング】
1位 増田 成幸 宇都宮ブリッツェン  11650P
2位 飯野 智行 宇都宮ブリッツェン    9426P
3位 初山  翔  宇都宮ブリッツェン     7502P
4位 廣瀬 佳正 宇都宮ブリッツェン    7178P
5位 狩野 智也 TeamUKYO        6326P
6位 マリウス ヴィズアック マトリックスパワータグ 5990P


photo by Syunsuke Ito

Jプロツアー最終戦 JPT#17 輪島ロードが、石川県輪島市門前町内の特設
コースで行われました。 2012年シーズンを締めくくる最後となるレースを
制したのは、飯野智行選手(宇都宮ブリッツェン)。

チームメイトである増田選手と同タイムでワン・ツーフィニッシュし、増田選手
は年間個人ランキング1位の証となるルビーレッドジャージを獲得しています。

このレースにTeamUKYOからは、怪我から回復した清水選手を含めた8名
でエントリー。 狩野選手をエースに据え、特に登りに強い若杉選手、米内
選手の両選手が狩野選手のフォローに回り、更に他のメンバーが彼らを
サポートするとしレースに臨みました。

Jプロツアー最終戦ということも有り、スタート前には今季で引退する廣瀬選手
(宇都宮ブリッツェン)の引退セレモニーが行われました。 輪島市門前町内を
パレードし、最初の登り区間に入った所でリアルスタートが切られました。

輪島のコースレイアウトは、1周12.7㎞の中に、約3㎞の登坂と1.5㎞ほどの
登坂区間が2か所あり、下りもかなりテクニカルな為、例年逃げ切りが決まっ
ています。

レースは細かなアタックが掛かり続けるものの、飛び出ては吸収を繰り返し
ながらおよそ3㎞の登りを進んでいきます。1周目を終えるころに飛び出した
のは、昨年このレースで優勝した阿部選手(シマノ)。ややメイン集団に差を
付け進みましたが、2周目に入った後間もなく吸収され、今度はチームメイト
の平塚選手(シマノ)が単独飛び出します。


photo by Hideaki Takagi

このアタックは成功し平塚選手が独走を続ける後方ではメイン集団が活性化。
追走で6名の選手が飛び出しましたが、ここに残る狩野選手は、次のチャンス
を伺いました。


photo by Maki Saito

その後追走の6名は先頭を走る平塚選手に追い付き、7名の先頭集団を形成
します。 
レースは先頭7名と狩野選手を含む4名の追走集団、メイン集団という構図の
まま進んでいき、中盤には1分近くまで広がった先頭集団と追走集団との差も
一時20秒近くまで縮まりましたが、先頭集団もペースを維持したため、これ
以上タイム差を詰めることは出来ませんでした。

その後、6週目に入った後の登りで増田選手が単独アタック。

ラスト1周に入った直後の登りで次は飯野選手が追走集団よりアタックし、
先頭の増田選手をキャッチし、そのままフィニッシュしました。


photo by Maki Saito

TeamUKYO勢としては単騎粘った狩野選手が最後スプリントで原川選手
(キャノンデール)を抑え8位でフィニッシュ。 また、着実に実力をつけている嶌田
選手がバラバラになったメイン集団で完走し、辻選手もスプリンターには厳しい
登りが連続するこのレースを完走しました。


photo by Maki Saito

この最終戦の結果を受けて、個人ランキング首位のルビーレッドジャージは
宇都宮ブリッツェンの増田選手が獲得。 1~4位まで宇都宮ブリッツェンが
占める中、TeamUKYO勢としては狩野選手が6326Pを獲得して5位に食い
込みました。

またチームランキングも宇都宮ブリッツェンが38075Pと2位以下を大きく引き
離して優勝。
2~4位が僅差で接戦でしたが、TeamUKYOは19076Pを獲得し4位という結果
に終わりました。

今回のJPT第17戦輪島ロードにて、2012年シーズンのJプロツアーのレース
スケジュールが全て終了いたしました。

3月11日からおよそ7カ月以上もの長いシーズンを戦い終えられましたのも、
皆様のご支援ご声援の賜物でございます。

皆様の「想い」でここまで進んで来られたことに深く感謝し、選手・スタッフ一同
厚く御礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。


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